手術の紹介
上肢手術
代表的手術は、肩腱板断裂に対する腱板修復術、肘部管症候群に対する尺骨神経前方移行術、手根管症候群に対する手根管開放術、手関節三角繊維軟骨複合体損傷に対する形成術であり、特に肩関節形成術は、年間約350例が行われています。
下肢手術
代表的手術は、リウマチ・変形性関節症に対する全人工膝関節置換術、O脚・外反母趾に対する矯正骨切り術、膝関節の靭帯損傷に対する靭帯再建術、半月板損傷などに対する関節鏡手術です。
特に全人工膝関節置換術は、年間約250例が行われています。人工膝関節の靭帯バランスや、正確な骨切りを得て好成績を達成しています。スポーツ外傷に対する靭帯再建術は良好な成績でトップレベルのスポーツに復帰しています。
また、リウマチ性足部障がいに対する手術は近年症例数が増加しており安定した成績です。
脊椎関節手術
代表的手術は、リウマチ頸椎手術、頸椎脊椎症候群、腰椎編成疾患などに対する神経除圧術、不安定性をなくする固定術であり、透析患者、悪性腫瘍を除くあらゆる分野が行われています。
骨粗鬆症を伴う症例に対して積極的に取り組んでおります。
股関節手術
代表的手術は、全人工股関節置換術、寛骨臼回転骨切り術、骨盤骨切り術、大腿骨骨切り術であり、特に人工股関節置換術は、年間約120例が行われています。
最近、骨の欠損の著しい症例も紹介受診され*ることが多く、欠損部分の再建に積極的に組んでおります。
リウマチ手術
代表的手術は、関節形成術、人工関節置換術、関節および腱の滑膜切除術、関節固定術であり、特に関節形成術は、指、肘、肩、股、膝関節など、年間約150例が行われています。
スポーツ障がい手術
代表的手術は、野球肘(神経障がいを含む)、投球障がい肩、反復性肩関節脱臼、膝前十字靭帯損傷、半月板損傷、足関節靭帯損傷、腰椎分離症、などに対して行われています。