ご挨拶
理事長ご挨拶
北海道整形外科記念病院は1978年(昭和53年)に225床をもつ整形外科単科の病院として開設されました。年間約3400件の手術数が示すように全国でもトップクラスの整形外科病院として認められています。
診療圏は北海道のみならず全国一円で、中でも外来患者は各地から月間平均6,500人以上が訪れています。
2010年8月には新病棟が完成してバリアフリー化を図るとともに2階と4階に屋上庭園を作リハイグレードな居住性を患者さんに提供しています。
MRI、CT、X線テレビ装置など高度な医療機器も完備しています。遠方から来られる患者さんも多いために3.0テスラーと1.5テスラーの2台のMRIを利用して即日検査を可能にしています。
私どもは、より専門的な医療を行うために患者さんの疾患部位あるいは損傷部位に応じて、各分野の専門医が4~ 5人体制でチームを作り最新の治療に取り組んでいます。
さらには今年度からはスポーツ・リハビリセンター、人工関節センター、脊椎センター、肩・肘・手外科センターを設置してより高度の医療を提供出来るように体制を整えました。
私は『医療には心と心の繋がりが最も大切であり、病院の働くスタッフはみんな家族である』と思っています。
私どもと一緒に働く仲間全員で病院を訪れる全ての患者さんに安心感を持っていただける病院、親しまれる病院をこれからも作って行きたいと思っています。
院長ご挨拶
加藤貞利院長の後を引き継ぎ、2020年4月に就任いたしました。
北海道整形外科記念病院は1978年(昭和53年)開院以来、北海道大学医学部整形外科教室(北大整形外科)と連携して診断・治療を行なって参りました。
私たちは疾患の治療には患者さんとの信頼関係が非常に重要だと考えています。正確な診断はもとより、治療方針に関しては患者さんの希望も聞きながら最適な治療ができるように心がけています。
診断に関してはX線検査、CTはもちろん、2台のMRIを駆使して遠方の患者さんは当日の検査も可能となっています。
治療に関しては、開院当初より北大整形外科と同様に「上肢(肩を含め指先まで)」「下肢(ももから膝を含めて足先まで)」「脊椎(首から尾てい骨までの背骨、神経)」「股関節」の4分野の専門医が質の高い治療を行なっています。
最近では、リウマチ専門医、骨粗鬆症専門医も加わり、協力し合うことにより、より良い治療結果が得られるようになってきています。全国でもトップクラスの年間3000例を超える手術件数を維持しており、患者さんにも満足していただいていると自負しています。
開院40周年を機にJRタワーに開院したJRクリニックでも各専門医が本院と同じ治療を提供できるようになっていますので、北は天売島から南は函館まで全道各地からの患者さんにも対応しやすいと思います。本院で手術後、定期検診はJRクリニックでという患者さんも実際増えてきています。
本院にも脊椎センター、人工関節センター、肩・肘・手外科センター、股関節センター、リウマチセンターを設置し、より高度な診断・治療が可能になっています。また、日本整形外科学会認定研修施設、日本手外科学会認定研修施設として各専門医取得のための研修も道内外から受け入れています。
今後とも患者さんとお互いに笑顔で治療を終えられるように職員一同一層努力していきたいと思っています。
現在は新型コロナウィルス感染対策として、外来患者さんの体温検査・体調聞き取りをはじめ、入院患者さんとは家族でさえ外来者との接触がないように、極めて厳密に管理しています。一日も早く終息を迎えることを祈ります。
特色
産業の近代化、機械化に伴う各種障がいの増加、交通災害の激増、或いは生活環境の変化など、様々な要因も加わって、近年は整形外科的治療の対象者は増加の一途をたどっています。
当院では、適切かつ専門的な治療を行うため、当院受診者を罹患部位によって「上肢」「下肢」「脊椎」「股関節」の4つの分野に細分し、各分野の専門医師が、手術を中心とした質の高い医療を行っており、手術件数は1ヶ月平均250例を数えています。
また疾患群として「リウマチ」「スポーツ外傷・障がい」「骨粗鬆症」に関しては専門性を深めるために最新の知識と治療システムで対応しております。
当院の診察圏は本道一円です。入院患者の約半分近くは札幌市外の50を超える各市町村からの利用者で占めています。又、日本整形外科学会認定研修施設として研修医を道外からも受け入れております。