紫外線に多く当たると、炎症が起きてヒリヒリするだけではありません。
体が疲れる、免疫力が落ちたりするので、女性アスリート・ランナーだけではなく、男性を含めたすべてのスポーツ選手・愛好家に紫外線予防が必要です。

衣服で皮膚を覆う

紫外線を予防する素材のウエアがいいです。

紫外線予防クリーム（サンスクリーン）の使用

紫外線カット効果は、SPFとPAの２つで表示されています。

SPFは紫外線B波（日焼け）を予防する数値で、皮膚に影響する紫外線の量が、SPF20では、1/20に、SPF50では、1/50になるということです。
日本では50が最高ですが、十分厚く塗れば20以上で十分と言われています。

PAは紫外線A波を予防する数値で、皮膚の老化や色素沈着を予防する効果を＋から＋＋＋＋までの4段階で表示されています。
SPFとPAの両方の表示のあるサンスクリーンを使用することが大切です。
過去にかぶれたことがある方は、「ノンケミカル」表示のものを選びましょう。

紫外線予防クリーム（サンスクリーン）の塗り方

どうしても汗で流れてしまうので、走る前にはやや多めに塗っておくことが必要です。
後頭部・耳は塗り忘れしやすい部位なので、しっかり塗りましょう。

ランニング後のアフターケア

• 赤くほてってヒリヒリする時は冷やしましょう。
• 紫外線に当たった皮膚は乾燥しているので、保湿クリーム（ビタミンA, C, E, βカロテン入りが良い）を使用しましょう。

当病院と連携している「加藤直子皮膚科スキンクリニック」の
ホームページも参考にしてください

皮膚科の専門医が日焼けの解説とおすすめ日焼け止めの紹介をしています。
女性が気になる日焼け以外の疾患についても説明があります。